資格なしでオンライン日本語教師やってるけど、今後のためにも日本語教育能力検定試験に受かっておきたいな。合格率が低いって聞くし、難しそうで心配…どうすれば合格できるのか、誰か教えてくれないかな〜
そんな疑問に答えていきます。
この記事の内容:
- 2020年日本語教育能力検定試験の合格率
- 日本語教育能力検定試験【不合格者に多い3つの理由】
- 日本語教育能力検定試験に合格する秘訣
※この記事はアフィリエイト広告を利用しています。
この記事を書いている私は:
現在ポーランドでフリーランス日本語教師として活動中。資格獲得のために私が調べたことが、同じ境遇の方に役立つと嬉しいな〜と思いながら、この記事を書いています。
2020年日本語教育能力検定試験の合格率
2020年の日本語教育能力検定試験:合格率は28.8%
日本語教育能力検定試験の過去12年の平均合格率は約23.8%です。近年は徐々に合格率が上がってきていて、最新の2020年度は28.8%でした。受験者9,084人中、合格者2,613人という結果です。
だんだん合格率が上がってきているとはいえ、28.8%は決して高くはないですよね。合格するのは3人に1人……受験者からしてみれば、ちょっと心配な合格率です。
※合格率2.8倍の通信講座という選択
「アルク」の日本語教師養成プログラム受講者の合格率は66.3%と約2.8倍です。
無料で資料請求できるので、独学と比較してみるのも良いと思います。
→アルクの日本語教師養成プログラム
日本語教育能力検定試験【不合格者に多い3つの理由】
そんな難易度高めな日本語教育能力試験に受かるために、どんなことに注意すれば良いのでしょうか?
ちょっと面白いデータを見つけたのでから、そこから合格の秘訣を考察していきたいと思います。
日本語教育能力検定試験の合格者と不合格者の計70名に、「学習時間」や「学習方法」についてのアンケートをとったデータです。
このデータから「不合格者に多い3つの理由」を見つけました。
日本語教育能力検定試験の不合格者に多い3つの理由
1. 日本語教育能力検定試験の勉強時間が150時間未満
上の表は、合格者と不合格者の学習時間を比較したものです。
日本語教育能力検定試験の勉強時間が150時間以上か未満かで、大きな差が出ています。合格者の68.9%が150時間以上学習していることから、最低でも150時間は勉強した方が良いと考えられます。
※いつ日本語教育能力検定試験の勉強を始めるべき?
日本語教育能力検定試験の勉強は、余裕を持って始めるには2〜3月に始めるべきです。
例年であれば、日本語教育能力検定試験は10月下旬の日曜日に開催されます。そこから逆算して検定試験の勉強を始めるべき時期を計算してみると
- 1日2時間の勉強:75日(2.5ヶ月)→余裕を持って3ヶ月前の7月から
- 1日1時間の勉強:150日(5ヶ月)→半年前の4月から
となります。
働きながら勉強したり、土日だけしか勉強できないという人は、少し余裕を持って
2月〜3月にスタートすると安心です。
2. 日本語教育能力検定試験の模擬試験対策が直前
日本語教育能力検定試験の合格者と不合格者を比較すると、模擬テストを初めて解いた時期にも大きく差が出ています。
合格者の75.8%は1ヶ月以上前に模擬テストを一度解いています。テキストを進めるだけでなく、早い時期から模擬テストで実践の練習を行うことが「合格の秘訣」となっています。
3. 日本語教育能力検定試験の基本教材が終わっていない
最後の理由は、「基本教材が終わっていない」です。
このアンケートはアルクの教材を使った人からとられたものですが、合格者の80%以上が「テキスト」「試験対策問題集」「模擬テスト」など基本となる教材を一通り(75%以上)学習していたようです。
試験に臨む前に、基本のテキスト・問題集・模擬テストの基本の教材は一通り終わらせておきたいですね。
日本語教育能力検定試験に合格する秘訣
日本語教育能力検定試験合格の秘訣は、150時間以上の勉強と模擬試験対策をやり切ることです。
なぜかというと、先ほど紹介した不合格者に多い3つの理由を避ければ、自然と合格するはずだからです。
不合格者に多い3つの理由を避けるには
- 勉強時間が150時間未満→150時間以上勉強する
- 模擬試験対策が直前→模擬試験対策を事前にしっかり行う
- 基本教材が終わっていない→教材をやり切る
ということで、まとめると
日本語教育能力検定試験合格の秘訣は、150時間以上の勉強と模擬試験対策をやり切ること
と、なります。
そんな秘訣を踏まえた日本語教育能力検定試験の勉強方法は「日本語教育能力検定試験【勉強方法まとめ】2021年に必ず合格!」をご覧ください。完全独学の方法も書いています。
日本語教育能力検定試験の合格で海外移住のチャンスも!
日本語教育能力検定試験に合格して認定日本語教師となることで、海外移住も叶いやすくなります。
例えば、これは私が住んでいるポーランドのICHIGO日本ビジネス文化センターの求人条件から一部を抜粋したものです。
職種 | 日本語教師インターンシップ(プログラム) | 日本語教師(常勤) |
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経験 | 未経験者積極採用 | 日本語教師経験が有り、1.2.3のいずれかの項目に該当する方1.日本語教育能力検定試験合格者、2. 日本語指導養成講座修了者、3.大学にて日本語教育専攻、または副専攻 |
学位 | 四大卒の方優先いたしますが、学生も応募可能 | 四大卒の方歓迎 |
年齢 | 35歳までの方 やる気があれば35歳以上も可 | 年齢制限なし |
VISA: | 渡航前に駐日ポーランド共和国大使館にて取得。VISA取得に必要な書類等は会社で用意いたしますが、かかる費用(変更の可能性もありますが、現在7900円)は自己負担 | インターンシップと同じ |
常勤日本語教師には経験はいるものの、日本語教育能力検定試験合格者なら、年齢制限なしで応募できます。さらにVISAの取得もサポートしてくれるそうです。
もう一つの例は、日本人に人気の「タイ」での求人です。「カモメアジア転職」というサイトで見つけました。
応募資格 | 【言語】英語もしくはタイ語 【必須経験・スキル】社会人経験 【有利な経験・スキル】日本語教師資格や日本語教師としての経験 歓迎するネイティブ言語 = 日本語勤務開始日 = 応相談 |
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こちらの企業も、ビザサポートしてくれるようです。
給与・待遇・ビザサポート
出典:カモメアジア転職
【給与】40,000THBを想定中
【福利厚生】社会保険、VISA/WP支給、昇給/賞与、グループ保険、有給休暇
海外に住みたいけど、ワーキングホリデーできる年齢も過ぎちゃった…なんて人もチャンスがあります。用意するのが難しい「VISA」のサポート付きというのは、嬉しいポイントですよね。
このように、日本語教育能力検定試験は海外移住の夢を叶えたい方にもおすすめです。
私は資格なしのプライベートレッスンでですが、ポーランドで日本語を教えています。
↑ こんな感じで、治安が良く美しいポーランドの街を楽しみながら、のんびりと働いています。ポーランドの方は優しくてフレンドリーな方が多いので、生徒さんも素敵な人ばかりです^^
まとめ:日本語教員能力検定試験に合格して夢を叶えましょう
- 日本語教員能力検定試験に受かるための勉強方法は、こちらの記事にまとめています。→日本語教育能力検定試験【勉強方法まとめ】2021年に必ず合格! ※完全独学あり
- 独学が心配な人は通信講座という道もあり。→合格率66.3%の アルクの日本語教師養成プログラム(無料で資料請求できます)