ヨーロッパの洗濯機・洗剤を使った【エコ&コスパ最高】ランドリー方法

そのほか

こんにちは!ポーランド在住のsakiです。

この記事はこんな方におすすめ
・ヨーロッパの洗濯機の使い方を知りたい
・ヨーロッパで洗剤選びに困っている
・ナチュラルクリーニングに興味がある

海外では洗剤を探すのでさえ一苦労!ヨーロッパの硬水を使っての洗濯。洗濯機は1〜2時間かかるし、洗剤の種類も「カラー用」「白物用」「黒物用」「カルゴン」「柔軟剤」などなど・・・種類が多すぎる!一体何が違うのでしょうか?
パートナーの仕事の関係でポーランドに住み始めて半年。今回はヨーロッパの洗剤や洗濯機について色々なサイト(ポーランド語、ドイツ語、日本語)を調べに調べて、やっとたどり着いた「ヨーロッパでのおすすめ洗濯方法」を紹介したいと思います。

ヨーロッパの洗濯機・洗剤を使ったランドリー方法

ヨーロッパに来て、初めは「カラー用」「白物用」「黒物用」「カルゴン」「柔軟剤」全てを使って洗濯していました。硬水を使って少ない水で洗い上げるヨーロッパの洗濯には、日本以上にたくさんの量の洗剤が必要です。夏場にたくさん汗をかいたときには大きなフタに3杯も必要だったり!その上、日本より洗剤が高く、とてもコスパが悪く感じました。そこで何をしたかと言うと、洗剤をケチって表記の一番少ない量で洗濯していました。冬の間はそれで良かったのですが、夏になると洗濯が臭い初めました。あの「部屋干し」の臭いです。

その時、ついに「洗剤や洗濯を見直してみよう!」と思い立ち、ヨーロッパの洗濯機の仕組みや、洗剤の成分などを一から調べました。洗濯機はネットで説明書を見て、コース別の使われる水の量や温度、回転回数などをチェック。洗剤は掃除の時にもお世話になった本橋ひろえさんの本を参考に、成分を見直し。

今はたった3つの洗剤を使って、シンプルな洗濯物を洗っています。エコで経済的+嫌な臭いもなくなり、スッキリきれいに洗濯できるようになりました!!

参考にした本はこちら

3つの洗剤を使ってエコ&シンプルな洗濯

ヨーロッパで手に入る、3つの洗剤を使った洗濯のやり方を説明していきます。3つの洗剤はこちらです。

  • 石鹸が主成分のナチュラル洗剤
  • 過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)
  • ホワイトビネガー(酢)

私は洗剤と過炭酸ナトリウムはドイツブランド「SODASAN」のものを、ホワイトビネガーはフランス系スーパー「Carrefour」オリジナルのものを使っています。洗剤と過炭酸ナトリウムは5〜7ユーロ、ビネガーは1ユーロくらいと、とても安いので節約にもなります。

石鹸が主成分のナチュラル洗剤で洗う

重曹や石鹸、過炭酸ナトリウムなどだけでナチュラルクリーニングしたかったのですが、洗濯は掃除と違って一つの洗剤だけで洗うことができません。石鹸・重曹・過炭酸ナトリウム・クエン酸を洗濯する都度混ぜ合わせる必要があるのです。 毎日の洗濯にそんな時間はかけられない!すでにミックスしてあるナチュラル洗剤はないかな?と色々な洗剤の成分を調べて見つけたのが「SODASAN」。地球に優しい成分でシンプルな洗剤で、価格もお手頃。日本でも販売している、ドイツ発のブランドです。

ナチュラルクリーニングとは
重曹やお酢など自然由来素材の洗剤を使ったそうじ方法。汚れを酸性とアルカリ性に分類して、酸性の汚れにはアルカリ性洗剤(重曹や過酸化ナトリウム)をアルカリ性の汚れには酸性洗剤(お酢)を使って汚れを落とします。

過炭酸ナトリウムで漂白やシミ抜き、洗濯槽の掃除

過炭酸ナトリウムは、酸素系の漂白剤です。たくさん汗をかいた時や、食べこぼしなどのシミに使います。白物以外にも使えますが、ウールやシルクなどデリケートな素材には不向きなのでご注意ください。あとは、洗濯槽そうじにも使えます。洗濯槽は月に一回、過炭酸ナトリウムを入れて洗濯槽クリーニングモードで洗うのがオススメです。

ホワイトビネガーを柔軟剤&カルキの残留予防に

柔軟剤の代わりにはお酢(ホワイトビネガー)を50〜100g使います。石鹸や過炭酸ナトリウムなどの洗剤はアルカリ性です。これが衣類に残ると繊維の弾力性が失われて、硬くなってしまいます。酸性の酢でアルカリ性を中和して、洗濯物を柔らかくします。洗い終わった洗濯物は酢の臭いはしないので安心してください。さらにアルカリ性の酢は硬水に含まれるマグネシウムを中和します。洗濯槽のダメージを防ぐことができるので、カルゴン代わりにもぴったりです!

ヨーロッパの洗濯機の上手な使い方

ナチュラル洗剤を使った洗濯も、洗濯の仕方を間違えると、汚れが残って雑菌の繁殖や嫌な臭いが残ってしまいます。しっかり洗うために大事なことは3つ。

  • 40度前後のお湯を使う
  • ゆっくりと時間をかけて洗う
  • たくさんの水ですすぐ

40度前後のお湯で洗剤をしっかり溶かして、ゆっくり時間をかけて繊維の奥まで界面活性剤が浸透させ、汚れを浮かせる。たっぷりの水を使ってすすいで汚れを流す。これが「臭わない」=「汚れや雑菌を残さない」洗濯の極意です!ヨーロッパの洗濯機は40度以上のお湯でゆっくり洗うのが基本なので、ナチュラル洗剤ととても相性が良いということが分かります。
洗濯機のマニュアルを調べて、たくさん水を使うコースで洗濯すると完璧です!

洗濯機のマニュアルはインターネットに載っていることがほとんどです。洗濯機にかいてあるメーカー名と型番をグーグルに入れてチェックしてみて下さい。調べるのは(さらに言葉がわからない場合は翻訳する必要もあり)ちょっと手間ですが、一度調べるだけで快適に使えるので、その価値はあると思います!

簡単・エコ・節約できる洗濯方法

石鹸が主成分のナチュラル洗剤をベースに、漂白剤や除菌に過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)、柔軟剤にホワイトビネガー(酢)を50〜100g加えて、40度前後でゆっくりたくさんの水を使うコースで洗濯!これだけでスッキリと問題なく洗うことができます!
SODASANもホワイトビネガーもヨーロッパなら簡単にスーパーや薬局で探すことができます。そして何より価格がお手頃。簡単にできて地球にも肌にも優しい&コスパ◎の洗濯方法なので、海外での洗濯に困っている方はぜひ試してみて下さい。

もっと詳しく知りたい方にオススメの本
科学者の目線から説明されているナチュラルクリーニングはとても説得力があって勉強になります!ドラム式洗濯機の基礎知識も書いてあるので、ヨーロッパやアメリカなど海外に在住の方におすすめです。

基本はナチュラルクエリーニングから。

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